折りたたみ式のスマートフォンはいろんなメーカーから発売されていますが、Appleから同じような製品が発売されるという話は聞こえてきませんでした。
とはいえAppleがそのような技術の開発に全く取り組んでいないかと言われれば嘘になります。
それは2017年にAppleが…
System with multiple electronic devices(複数の電子デバイスを備えたシステム)
といった特許を申請していたことが、今年の3月にUSPOの公開した情報より判明していました。
そして昨夜、ジョン・プロッサー氏が直接的ではありませんが、折りたたみ式のiPhoneに言及するかなようのコメントをTwitterに投稿して話題となりました。
今回はこの2つの話題について、紹介したいと思います。
「折りたたみ式iPhone」正確には「折りたたみ式」ではない
Photo | ConceptsiPhone / YouYube
こちらはジョン・プロッサーがTwitterで発したコメントですが、恐らく意味がわからないという人も多いハズです。
こちらの意味を理解するには、先ほどの特許情報と照らし合わせるとより理解しやすいですが、まずはプロッサー氏の情報をご覧下さい。
Twitterでのコメント①
実際に昨夜投稿された、コメントはこちら…
Apple’s “foldable” iPhone isn’t really a foldable. 🧐
The current prototype has two separate display panels on a hinge.
Round, stainless steel edges like current iPhone 11 design.
No notch — tiny forehead on outter display that houses Face ID.
— Jon Prosser (@jon_prosser) June 15, 2020
こちらのコメントを訳すと…
Appleの「折りたたみ式」iPhoneは、実際には折りたたみ式ではない。
現在のプロトタイプでは、2つのディスプレイパネルがあり、ヒンジで繋がっている
現在のiPhone 11デザインのような丸いステンレススチールのエッジ。
ノッチはなし— ディスプレイの外側に小さな額(ベゼル)にFace IDを格納する。
そしてこちらのコメントから想像すると、かつて日本の携帯電話の標準的なモデルでだった「縦に折りたたむ方式」の形ではなく…
Microsoft社の「Surface Duo」の横開きに近いイメージ↓
Photo | Microsoft
Twitterでのコメント②
プロッサー氏は、更に続けてこうコメントしている…
The memes are funny — but it doesn’t look like they just stuck two phones together.
Even though they’re two separate panels, when the displays are extended, it looks fairly continuous and seamless.
— Jon Prosser (@jon_prosser) June 15, 2020
2つのiPhoneをつなぎ合わせただけのようには見えない。
個別のパネルですが、ディスプレイを拡張すると、かなりシームレスに見えます。
こちらでは、
「2つのiPhoneをつなぎ合わせた」
Appleが3年前に申請していた特許の内容について
Photo | USPTO
Appleが3年前に申請した特許が今年の3月に承認をされ、USPTOがその内容を公開しました。
それにより‥
「Appleが折りたたみ式のiPhone」を開発するのではないか?
ということが噂されるようになりました。
個人的にプロッサー氏のコメントとこちらの内容に共通点を感じ、とても興味深かったので、紹介したいと思います。
「複数の電子デバイスを備えたシステム」について

- それぞれのデバイスから別々の音声を発することができる
- カメラやその他のセンサーをお互いに連携させることが可能
こういった機能が考えられているようです。
iPhone「共同動作」させる場合


Photo | USPTO
このように2つの完全に独立したiPhoneを、折り曲げ可能なカバーに収めるイメージとなります。
つまり元から一体化している一つのデバイスではなく、別々のデバイス(iPhone)をカバーにくっつけて「共同動作」させるという仕組みかつ、画面はシームレスな表示が可能
ということになります。
ちなみに一体化させた状態で折りたたむことも当然考えられていて…


Photo | USPTO
詳細な図は描かれていないので、細かい仕組みはわかりませんが(プロッサー氏のコメントによれば、プロトタイプはヒンジを使用している)
完全に折りたたむことを想定した、設計になっていることがわかります!!
このような仕組みが、プロッサー氏が言っていた…
「Appleの折りたたみ式iPhoneは、実際には折りたたみ式ではない」
こちらがAppleの公開された「特許情報」でした。
まとめ:Appleの「折りたたみ式iPhone」について
今回紹介した特許の情報はUSPTOにより3月に公開されていましたが、個人的にはこの情報に、あまり期待していませんでした。
なぜかというと、Appleは毎週のように特許の申請を行っていて、それら全てが製品化されるわけではないからです。
そして、これまでは折りたたみ式のiPhoneについても、期待できるような情報は特別ありませんでした。
しかし今回プロッサー氏は、
「現在のプロトタイプには……」
というコメントを「サラッと」と投稿しましたが、
プロトタイプが存在するということは、Appleが開発にかなり前向きになっている証拠。
もしかしたら近い将来、本当に発売される日が来るかもしれませんよ!
ということで、今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!