① 具体的な情報(日本での認可取得について)
② リリースに向けて、機能をおさらい
③「心電図機能」のすごさ
心電図機能が日本でも遂に解禁か!?
Photo | フォトルークChesserにUnsplash
Apple Watch Series4から登場、そして日本のユーザーにおいても一番の注目機能だった…
心電図の測定機能
遂にリリースの予兆と見受けられる情報が判明しました。
医療機器の「外国製造業者」として認定・登録
こちらの情報はMacお宝鑑定団から判明した情報となります。
医療機器や医薬品の審査・承認を行っている、「独立行政法人 医薬品医療機器総合機構」が公開したリストにAppleが掲載されていることが判明しました。
Photo | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
こちらのリストに製品名などは記載されていない為、具体的には何をさしているかは不明ですが、「Apple Watch」のECG機能についてではないか?
という憶測がなされています。
詳しい内容については次項で見ていきましょう!!
「心電図機能」はなぜ認可が必要となるのか??
心電図の「測定機能」を備えた機器は、日本では「医療機器」として分類されるため、特別な認可が必要となります。
実際には以下の許可が必要と思われます。
2点目までは先程のリストで取得されていることが判明してますね。
3点目のについては…
申請しているのか?
許可が降りているのか?
今のところまったく不明です。
ちなみに…
「管理医療機器及び特定保守管理医療機器の販売業」についてはこちらの記事【解説】Apple Watch Series4から実装された心電図計測の効果と日本の実情を解説しますでも触れていますが…
「医薬品医療機器等法施行規則第162条第1項第1号に規定する講習修了者」
という資格を所持したスタッフが店舗に常駐する必要があります。
こういった感じで、「心電図機能」を有効化するためには、煩雑な手続きと審査があります。
このような申請を必要とするAppleのデバイスは、今のところ「AppleWatch」のみです。
これらの理由により、AppleWatchの「心電図機能」のための、許可・申請だと推測できます!!
(新製品に関する情報は全くないです)
「心電図機能」についてのおさらい
Movie | YouTube / Apple
今では世界各国で普及が進んだことにより、非常に優秀な機能としても有名になりました。
ここまで有名、そして世界中から待望の眼差しを受けている理由としては、この機能は今まで多くの人の命を救ってきました。
そしてあの「◯◯式」で有名なスタンフォード大学も研究し、医学的に有効性があるといった旨の論文を発表しています。
ここではその素晴らしい機能について簡単におさらいしつつ、どういった効果が期待できるのかを、具体例を交えてお伝えしたいと思います。
心電図機能について
Apple Watch Series 4以降には「電子式心拍センサー」が内蔵されていて、「アプリ*1」を介して心電図の測定を行います。
*1 日本ではこのアプリの使用が制限されています。(本体の買い替えは必要ありません)
測定方法も…
アプリを起動して、デジタルクラウンに指を当てる
という、その他に器具なども必要なく、簡単に測定できます。
実際に命を救った事例
ここでは実際に起こった事例を2つ紹介したいと思います!!
ドイツのマインツに住む80歳の女性の事例
「胸の痛み」「不整脈」「立ちくらみ」の症状が発生し、病院に搬送され検査を行いましたが「心臓に異常はないとの診断を受けました。その後女性は、医師にAppleWatchのテスト結果を示したところ「左主幹狭窄および左前下行性/対角分岐病変」が判明し、すぐさま処置を施したにより命が助かりました。
出典:MacRuomors(英語なので翻訳の上、一部の内容を抜粋して掲載しています)
アメリカに住む男性の事例
こちらの男性は、配信されたばかりの「心電図」アプリを試したところ、「心房細動」であるという結果が表示されたそうです。
「アプリの測定は時に誤った結果を表示する可能性はある」とのことで、繰り返し測定しましたが、何度やっても結果は同じ。
しかし自分が病気であることを信じられなかった男性は、自身の妻にアプリを試してもらったところ、正常な結果しか表示されませんでした。
そして病院にいった結果、「心房細動」の診断されたそうです。
出典:reddit | edentel(英語なので翻訳の上、一部の内容を抜粋して掲載しています)
こちらはAppleWatchが測定した心電図の結果↓↓
Photo | reddit | edentel
これはほんの一例です。
この他にも、Apple Watchが命を救った事例はたくさんあるので、もし興味を持った人は検索してみてくださいね!
スタンフォード大学の研究結果
スタンフォード大学の研究者が発表した論文を簡潔にまとめると以下の内容となります。
とはいえ、
「AppleWatchの診断が必ずしも正しい」とは言えないので、医師の診断を仰ぐことが大切です!!
まとめ
Apple Watchの「心電図機能」はいかがだったでしょうか?
もしこの機能が日本で実装されれば、ますますApple Watchの需要は高まりそうです。
そして今回紹介した機能以外にも続々と新機能が追加されることが予想されています。